矯正治療開始のタイミングについて

お子様の矯正治療のタイミング

お子様の矯正治療のタイミングお子様の歯並びが気になる親御さんは多くいらっしゃるかと思います。伴って、『何歳から治療をすればいい?』『気になるけど相談にいってもいいのか?』など疑問に思っている方も少なくないかと思います。中には相談に行ったら『まだそんな時期じゃないからもう少し経ったら来てください』と歯科医院から断られる事を恐れて相談せずにいたというケースもありました。

ここで当院が申し上げたいのは、『お子様の歯並びが気になったらまず専門家に相談する』ということです。小児矯正は何歳からじゃないといけない、ということはありません。確かに、1歳や2歳くらいの年齢ではまだ装置を装着することが出来ない、ということはありますが傾向を捉えて、小さなうちから歯並びを良くするための習癖改善などをアドバイスすることや、現状で歯並びがどうなのかを確認してお伝えすることは出来ます。お子様は、自分で自分の歯並びの良し悪しを判断することは出来ません。そのため、早く相談して歯並びや顎の状態が良好であれば維持をする、悪ければ改善してあげることが一番お子様の為になります。

判断が遅くなったことで矯正期間が長くなったり、負担が大きな治療をしなくてはならなくなってしまうと、それこそお子様には大きく負担がかかりますので、少しでもお子様の歯並びが気になる方は『何歳でも良い』のでお気軽にご相談ください。もちろん、ご相談だけのご来院でも気兼ねなくお越しください。

お子さまの歯並びが気になる方

子どもの矯正治療は、乳歯と永久歯が混在しており、顎が成長途中にある段階で行うため、お子さまのお口の中の状況や発達に応じた治療方針を立てる必要があります。当院では、矯正歯科を専門とする歯科医師がお子さまの発育の状況からベストなタイミングを見極め、矯正治療をご提案しております。
お子さまの歯並びで少しでも気になることがございましたら、当院までお気軽にご相談ください。

矯正歯科のプレ、第1期治療と第2期治療とは?

子どもの矯正治療は、2段階に分けて行います。乳歯と永久歯が混在している時期に行う第1期治療(永久歯が生え始める6歳から生えそろう12歳ごろ)と全ての永久歯が生え揃ってから行う第2期治療(おおよそ13歳以降)があり、お子さまによって矯正を始めるベストなタイミングが異なります。

当院では、矯正治療の目的や治療法の種類などを踏まえ、効率よく行える治療計画を立てておりますので、お子さまへの負担が気になる親御さまもどうぞお気軽にご相談ください。

プレ(3歳頃)

プレ(3歳頃)一般的に矯正治療はI期、II期と分けられそれぞれの口腔状況に合わせて治療や装置を選択していきます。I期はおおよそ永久歯が生え始める6歳頃から永久歯が生えそろう12歳頃までを指します。II期は13歳頃からの期を指します。(個人差があるためはっきり何歳と定められていません。)

そして当院ではI期、II期と別にプレ期を視野に入れております。プレ期は乳歯の時期なので本格的な矯正装置をして矯正治療を行うことはありませんが、この時期は非常に重要と考えています。例えば柔らかいものばかり食べていると口腔筋が強く育たないことがありますので、将来的に歯並びが悪くなってしまう可能性もあります。そこで口腔筋をトレーニングするマウスピースなどがあります。また、当院ではプレ期に口腔筋や舌を強化するMFTというお口の筋機能を改善する治療も取り入れております。気になる方はこちらのページをご覧ください。

I期治療(6歳〜12歳頃)

I期治療(6歳〜12歳頃)I期治療は、乳歯と永久歯が混在した時期に行う矯正治療です。目安として小学校低学年のお子さまに対して行います。顎の成長をコントロールすることで永久歯がきれいに並ぶためのスペースを作ったり、乳歯を抜いて永久歯が正しく生えるように促したりします。

また、デコボコした歯並びを一時的に整え、今後きれいな歯並びに整えるための基礎を作るのもI期治療の目的です。治療後は、永久歯が生え揃うまで待機して、必要に応じてII期治療を行います。

幼い頃から矯正するメリット
  • 顎の成長のバランスを整えられる
  • 永久歯が生え揃ってからの治療の負担が減る
  • 永久歯が生え揃ってからの治療が不要になる場合もある
  • コンプレックスになるのを防ぐことで健全な心身の発育を促せる

II期治療(12歳頃〜)

II期治療(12歳頃〜)II期治療は、永久歯が生え揃ってから行う矯正治療です。ブラケットと呼ばれる装置を歯に取り付けて、そこにワイヤーを通すことで歯を動かす方法や、透明で目立たないマウスピースを使用した矯正など様々な治療がありますのでお子様の歯並びやライフスタイルに合わせて最適な方法をご提案致します。小学校高学年から高校生までが主な対象となります。受験時期とかぶる場合は、治療の開始時期をずらすことも可能です。

また、顎関節症になる可能性が高いお子さまに関しては、顎の位置を調整したり機能を整えたりしながら経過観察を行います。I期治療を受けていないお子さまにも的確な治療計画を立案してII期治療を行えますのでご安心ください。

小児矯正の重要性

小児矯正の重要性小児矯正は、心身の健全な発達を促したり、大人になってからの矯正治療の負担を減らしたりと、さまざまなメリットがあります。子どもの頃から歯並びを整えておくことで、よく噛めるようになったり、整った顔貌になったりすることが可能です。
事前の検査・診断により、的確な治療計画を立てて詳しくご説明させていただきますので、お子さまの歯並びが気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。

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